親が年老いてくると、同居を検討するという人もいるかと思います。しかし結婚して家庭を持っている場合、同居をするにはハードルが高いと考えることがとても多いのです。男性側も女性側も同居をするとなると少なからず気を使って生活をする必要がありますし、今までの生活リズムを変えなくてはならないということも増えてきます。同居によって生じるストレスは交通事故に遭ったときと同等だという研究結果もあります。

最近ではこういったことを踏まえて、近居という選択をする家庭がとても多いのです。近居であれば鍵さえ渡さなければ自宅に勝手に入られるということはありませんし、不要なトラブルを避けるということもできますし、自分たちの生活リズムを崩されるということもありません。家族との折り合いが悪い場合、同居だと自分たちの生活を守ることを優先しなくてはならないため、親との間に立つということも大変になりますが、近居であれば少しでも物理的な距離があるため、クールダウンしやすいというメリットもあります。しかも介護問題が出てきた場合も、同居だと介護できる人員がいるとみなされて介護保険が思うように使えなかったりするというケースもありますが、近居の場合だとこういった手続きもスムーズに進むというケースもあるのです。

昔からスープの冷めない距離という言葉があるように、ある程度の距離感を保ちながら生活をしていくということが、親とのトラブルを避ける秘訣となっています。